慢性糸球体腎炎
慢性糸球体腎炎とは何か?気になる原因や症状、治療方法まで紹介します。
慢性糸球体腎炎とは?
慢性糸球体腎炎は、糸球体に慢性的な炎症が起こることにより、血尿や尿たんぱくが少なくとも1年以上現れる疾患です。一つの病気ではなく、血尿や尿たんぱくが現れる病気を総称して、「糸球体腎炎」と呼んでいます。最近では慢性糸球体腎炎にもタイプがあり、なかには症状が進行しにくいタイプのものもあります。
慢性糸球体腎炎の症状
ほとんどの方は無症状のまま健康診断などをきっかけに、血尿やたんぱく尿の指摘を受けて発見されることが多い疾患です。家族内発症などの遺伝的素因もあると言われています。
場合により、急性糸球体腎炎と似たような症状が現れることも。高血圧や肩こり、めまい、むくみ、倦怠感、紫斑(しはん)、関節痛、尿毒症症状などが現れます。
慢性糸球体腎炎の原因
はっきりとした原因はまだ不明ですが、免疫複合体が糸球体へ沈着する仕組みが何らかの反応異常を起こし、それによって引き起こされると言われています。またA群β溶血性レンサ球菌感染症後に発症することが多いため、この菌が抗原になり腎糸球体に炎症を起こしているのではと考えられています。
慢性糸球体腎炎の治療
慢性糸球体腎炎の治療は食事療法や薬物療法が基本となります。睡眠不足や過労、激しい運動、炎天下の作業、喫煙を避け、肥満気味の人は減量と体重管理が必要になります。
むくみが強い場合は利尿剤を用いて、血液中の塩分回水分の排泄を促していきます。これにより血圧を維持し、症状の悪化を防ぐことができます。最近では治療を始めるとき、扁桃腺の摘出を行う治療も増えています。これは扁桃腺を摘出すると、「IgA腎症」を発症させる異常な「IgA」の生成原因をもとから除去することができます。
慢性腎臓病との関係性
ゆっくりと静かに進行をする「慢性腎臓病」に、「慢性糸球体腎炎」が含まれています。病状が末期近くにならないと自覚症状がないことも多いため、定期健診などで尿検査をして発見するする必要があります。根本的な治療がないため、腎臓機能が果たせない腎不全に進行することが多いものです。
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