感染症
慢性腎臓病の感染症である「尿路感染症」や「腎盂腎炎」について調べました。
慢性腎臓病における感染症とは?
慢性腎臓病で発症する合併症のうちの一つが、細菌による感染症です。腎臓や膀胱など、尿路に起きる感染症を「尿路感染症」と呼びます。ほかにも細菌が腎臓と尿管の間にある腎盂に入り込んだときになる「腎盂腎炎」と呼ぶものもあります。
慢性腎臓病における感染症の症状
腎盂腎炎などの感染症で最初に現れる症状が、強烈な背中と骨盤の痛みです。腎臓の感染症は、片方もしくは両方の腎臓に細菌が侵入して起こるため、痛みや尿の変化が現れやすい傾向にあります。ほかにも疲労感や発熱、頻尿、排泄時の痛み、吐き気、食欲不振、悪寒などがあります。
慢性腎臓病における感染症の原因
尿路感染症の原因は、細菌が尿路に侵入して増えてしまうことが原因です。これは尿が尿管や腎臓、膀胱へ逆流すると、その流れにのって細菌が入り込んでしまうからだと言われています。尿が逆流する原因は様々ですが、長い時間尿を我慢したり妊娠や結石などによって尿路が圧迫されることが原因だと言われています。
腎盂腎炎は腎臓と尿管の間にある腎盂に細菌が侵入してしまうことが原因です。腎盂とは、腎臓の中にある「じょうご」のような役目を持っていて、糸球体で作られた尿が腎盂でまとめられ、その後尿管を通り膀胱に流れていきます。
尿検査と血液検査の結果、尿に細菌や膿がある場合は尿路感染症を疑い、さらに血液中に白血球が増えている場合は腎盂腎炎を疑います。
慢性腎臓病における感染症の治療
腎臓の感染症は基本的に、抗菌薬の服用にて治療が行われます。全身状態が良い軽度の感染症の場合、適切な抗菌薬を服用すれば症状も1~2週間ほどで改善できます。改善後も再発の有無を確認するために定期的な尿検査は必要です。
高熱が出ていたり、水分や食事もままならないような重症の場合は入院にて抗菌薬を点滴治療することもあります。
治療で注意が必要なのは急性腎盂腎炎です。急性腎盂腎炎の場合抗菌薬を服用せずに放置すると血液中に細菌が入り込んでしまう可能性があります。重症になると敗血症などの感染症に移行することがあるので、すみやかに受診して治療を開始しましょう。
