知って欲しい、慢性腎臓病(CKD)の原因・症状・予防方法

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腎移植

病状が悪化し、慢性腎不全に至った時に受ける腎移植手術とはどんなものでしょうか?ここでは、手術内容や術後のリスクなどをわかりやすくまとめました。

腎移植の効果と注意点

腎移植手術には、ドナーとなる親族から腎臓を提供してもらう「生体腎移植」と、脳死・心臓死ドナーから腎臓を提供してもらう「献腎移植」があります。腎機能が大きく低下し、尿毒症などの重篤症状が現れる前に移植準備を進められるのが生体腎移植の利点で、術後も比較的に早く腎機能が安定し、腎機能が長持ちする傾向があります。
一方、献腎移植はドナーの健康を害することなく腎臓の提供を受けられるのが大きな利点です。移植ネットワークに登録するだけなのでドナーを探す手間もありません。しかし、ドナーが現れるまで何年も移植を待たなければならないことや、術後も腎機能が安定するまで時間がかかることが多く、移植腎機能もやや劣るのが難点です。
術後は腎機能が安定してくれば食事制限がほぼ必要なくなり、自由に食事を楽しめます。体調が改善することで食欲も増進し、ご飯が美味しく感じられるでしょう。

ドナー選定と事前検査

ドナーは、医学的条件と倫理的条件の両方を満たしている必要があります。医学的条件については移植施設によって異なることもありますが、通常は腎臓を受け取る受賢者とともに移植施設を受診し、組織適合性検査やガン検診、感染症などの事前検査を受けることになります。

ドナーの選択条件

移植手術の方法

腎移植手術は基本的に、自分の腎臓をそのまま体内に残し、ドナーから提供された腎臓を左右どちらかに入れます。その部分を走る静脈・動脈とドナーの腎臓の血管をつなぎ、さらにドナーの腎臓に付いている尿管を受賢者の膀胱につなぎます。全身麻酔によって行われる手術は4時間程度です。それぞれの術後の経過によりますが、献腎移植の場合は生体腎移植に比べると移植後の尿の排泄が遅く、術後も透析が必要になることもあります。
平均的な入院期間は1ヵ月前後です。また、透析治療を始める前に行う先行的腎移植は、透析後の手術と比較しても生存率・生着率において優れており、欧米諸国では標準的な治療として行われています。
日本において先行的献腎移植を行う件数はごく少数でしたが、5学会が協議を重ね2013年に登録基準を変更されました。この移植手術を希望する人は、医師に申請用紙の記載と提出を申し出ましょう。

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