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透析療法

慢性腎臓病が進行した時に受ける透析療法とはどんなものでしょうか?ここでは、透析療法の種類や治療内容などをまとめました。

慢性腎臓病における透析療法とは

腎臓は私たちの体の機能を維持するための大切な臓器です。主に老廃物を排出し、尿を作ったり血圧を調節したりする役割を担っていますが、腎機能が低下し、それらの働きが衰えてしまうと透析療法が必要となります。

透析療法の目的
透析療法とは、血液中の余分な老廃物や水分を取り除き、人工的に血液をキレイな状態にする治療です。透析療法を開始するタイミングは年齢や日常生活の支障、臨床症状によって変わりますが、目安として「尿毒症」という症状が現れた時が決断のタイミングと言えるでしょう。

透析療法の費用
透析療法にかかる1ヵ月の医療費は、外来血液透析でおよそ40万円、腹膜透析で30~50万円程度です。高額な医療費がかかりますが、経済的な負担を軽減するための「公的助成制度」が確立しています。外来・入院・薬剤等は負担となりますが、高額医療費の特例として保険給付された場合、1ヵ月1万円が自己負担の上限となります。

透析療法の種類「血液透析」

血液透析は機械に血液を通してキレイにし、再び体内へ戻します。そのため、1分間で200mlの血液を体から取り出す必要があり、手術を受けて血液の出入り口となる「シャント」を作らなければなりません。
局所麻酔で行われるシャント作成手術は約1~2時間です。1週間に定められた回数だけ施設に通院しますが、シャントの部分に針を刺してからダイアライザーと呼ばれる人工腎臓で老廃物を取り除き、血液ポンプでキレイになった血液を体に戻すまで5時間程かかります。それでも、24時間休みなく働いている腎臓機能の役割には到底及ばないので、食事制限が必要となるのです。
さらに、病状の悪化を防ぐため、運動やスケジュール通りに透析へ通うことが重要です。不均衡症候群や二次性副甲状腺機能障害、高血圧や高カリウム血症などの合併症が起こることもあるので、早期発見できるよう努めましょう。

透析療法の種類「腹膜透析」

腹膜透析には連続携行式腹膜透析と自動腹膜透析があります。連続携行式腹膜透析では、患者の生活リズムに合わせて1日に約3~5回、家族や患者本人が透析液を交換します。交換にかかる時間は30分程度です。
それに対し自動腹膜透析は、透析液の交換を寝ている時間を利用して自動的に行います。この透析方法は、日中の活動できる時間をより多く確保するために考案された治療法で、腹膜透析患者のおよそ40%がこの治療法を行っています。
腹膜透析を始めるにあたってカテーテルを腹部に埋める手術をしますが、人工肛門や過去に腹部の手術を受けたことがある人は癒着や衛生面で注意が必要です。また、腹膜炎や被嚢性腹膜硬化症などの合併症も気を付けなければいけません。毎日カテーテルケアを行い、合併症を防ぎましょう。

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