知って欲しい、慢性腎臓病(CKD)の原因・症状・予防方法

よくわかる慢性腎臓病(CKD)ガイド 予防・早期発見・合併症防止のためにできること
よくわかる慢性腎臓病(CKD)ガイド » 原因は?症状は?慢性腎臓病を知る » その2 原因となる疾患 » 糖尿病腎症

糖尿病腎症

糖尿病腎症ではどんな症状が現れるのか、症状や原因、慢性腎臓病との結びつきなどを調べました。

糖尿病腎症とは?

糖尿病腎症は糖尿病の合併症で、尿を作っている腎臓の「糸球体」の毛細血管が悪くなることで、だんだんと尿が作れなくなる疾患です。尿が作れないためひどくなると機械で血液の不要な成分をろ過して尿を作る「人工透析」を行わなければいけなくなります。
現在人工透析になる原因の1位と言われています。人工透析になると週2~3回、病院で透析を受けなくてはいけなくなり、日常生活に大きな影響を与えます。

糖尿病腎症の症状

第1期(腎症前期)では自覚症状がなく、第2期(早期腎症)になると尿中にアルブミンというたんぱく質が検出されます。
第3期(顕性腎症)では腎機能の低下が見られ、第4期(腎不全期)では老廃物が血液中にたまってしまい尿毒症の症状が出てきます。この期になると低血糖を起こしやすくなります。
第5期(透析療法期)になると腎臓の機能はほぼなくなり、慢性透析療法が導入されます。この時点で5年後の生存率は約50%になると言われています。治療は人工透析を週に3回が一般的です。それでも症状が改善しないようなら、腎移植や膵腎移植を選ぶこともできます。

糖尿病腎症の原因

糖尿病で血糖値が高い状態が続くと、全身の動脈硬化が進み、腎臓の糸球体でも血管が壊れてしまい、網の目が詰まったり破けたりすることで老廃物をろ過できなくなることが原因だとされています。

糖尿病腎症の治療

治療は進行状態によって変わります。第2~3期では低カロリー食や運動療法による厳格な血糖コントロールが行われます。第4期になると低たんぱく食を行い、血液中のクレアチニンの量の増え方次第で透析療法を開始します。

慢性腎臓病との関係性

糖尿病の治療をしないまま高血糖状態が続くと、腎臓の血管内でも動脈硬化が起こります。その結果、血液をろ過する機能をもつ腎臓の血管「糸球体」にも動脈硬化が起こり、ろ過する能力が低下。最終的に腎機能が悪化をして尿を作ることができなくなります。
糖尿病性腎症は慢性腎臓病の一つであり、腎臓機能の低下により引き起こされます。

※こちらの記事も読まれています※

慢性腎臓病のカギは「血圧」にあった!

あわせて読みたい慢性腎臓病の基礎知識
腎臓によい成分とは?

腎臓への負担を軽減させる成分を意識的に摂り、腎臓を長持ちさせる工夫ができるよう、心がけていきましょう。

詳しく見る

慢性腎臓病が進行すると?

腎臓は人体の中で重要な役割を果たしており、腎機能が弱まることで様々な合併症を引き起こすことがあります。

詳しく見る

知っておこう慢性腎臓病と高血圧の関係

慢性腎臓病と高血圧は、とても密接な関係にあります。血液をサラサラにすることは、予防・改善につながります。

詳しく見る