知って欲しい、慢性腎臓病(CKD)の原因・症状・予防方法

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その2 原因となる疾患

慢性腎臓病の原因疾患は何か。慢性腎臓病の発症例と、どんな疾患が原因になるのかを調べました。

要注意!慢性腎臓病の原因疾患とは

慢性腎臓病の原因となる疾患として代表的なものは、糖尿病や高血圧、動脈硬化などの生活習慣病です。これらに長期間罹患したあとに発症するケースが多く、2014年の透析患者の透析導入原因となった疾患では、1位に糖尿病性腎症(43.5%)、2位に慢性糸球体腎炎(17.8%)、3位に腎硬化症(14.2%)があげられています。1~3位までの疾患で75.5%を占めている結果となり、これらの疾患が慢性腎臓病の大きな原因疾患になっていることが分かります。

原因となりやすい3つの疾患

慢性腎臓病の原因となりやすい3つの疾患について知っておきましょう。

慢性腎臓病の原因疾患【1位】 糖尿病腎症

糖尿病腎症は糖尿病の経過中に発症しやすい、糖尿病の3大合併症「腎症」「網膜症」「神経症」の1つです。血糖や血圧の管理、食事療法、薬物療法により治療をします。

慢性腎臓病の原因疾患【2位】 慢性糸球体腎炎

慢性糸球体腎炎は、膜性腎症、膜性増殖性糸球体腎炎、IgA腎症、巣状糸球体硬化症など、多くの疾患の総称で様々な腎炎があります。食事療法や薬物療法が基本治療となります。生活面では過度なストレスや運動不足、睡眠不足を避けるようにします。

慢性腎臓病の原因疾患【3位】 腎硬化症

高血圧が原因で腎臓の血管が動脈硬化を起こしてしまう疾患です。血管の内腔が狭くなるため血流量が減少、しだいに糸球体が効果して腎機能も低下します。良性の場合は降圧薬の投与や生活習慣の改善を行いますが、悪性の場合は全身管理が必要となるため入院安静となるのが一般です。

その他の慢性腎臓病の原因疾患

3つの疾患以外でも、慢性腎臓病の原因となる疾患はあります。例えば「慢性腎盂腎炎」は腎盂や腎炎そのものに感染を起こす「腎盂腎炎」を繰り返す状態です。慢性腎盂腎炎になると腎機能障害が進行して、最悪の場合、腎不全に陥ってしまうこともあります。
また、「SLE腎炎」も原因となりうる疾患です。SLE腎炎は全身性エリテマトーデス(SLE)によって引き起こされる腎障害で、発症すると全身の結合組織に病変が生じて、障害された臓器に様々な症状があらわれます。

腎臓疾患とネフローゼ症候群

ネフローゼ症候群とは、血液中のタンパクが減りむくみが生じてしまう症状です。また、この病気を放置しておくと、肺梗塞、心筋梗塞だけでなく、腎臓疾患を患い透析が必要になる場合もあります。

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