知って欲しい、慢性腎臓病(CKD)の原因・症状・予防方法

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心不全・肺水腫

慢性腎臓病による心不全や肺水腫について調べました。どのような症状や治療法があるのかを紹介します。

心不全・肺水腫とは?

慢性腎臓病になると、心不全・肺水腫の合併症になることがあります。特に心不全については、慢性腎不全の患者の死亡原因でトップになるほど多い合併症です。
心臓は酸素を含んだ血液を全身に送り出す重要な機能を持っていますが、心臓の動きが低下することによって血液の流れが悪くなってしまい滞ります。この滞った状態を「うっ血」と呼び、心不全は「うっ血性心不全」とも呼びます。一方、肺水腫とは、血液の液体成分が血管外へしみだした状態を呼びます。

心不全・肺水腫の症状

心不全・肺水腫ともに代表的な症状は呼吸困難です。慢性うっ血性心不全になると心臓の機能が弱まるため血液の流れが悪くなり、肺が正常に機能できずに呼吸困難に陥ります。また全身がうっ血すると血圧が高くなり血液中の水分が漏れ出して全身にむくみが現れます。

心不全・肺水腫の原因

心臓のポンプ機能が慢性的に低下すると、血液循環が上手くいかず、全身にしっかり酸素を送れずに血液の流れが渋滞して「うっ血」となります。
慢性うっ血性心不全の原因で最も多いのは「虚血性心疾患」です。虚血性心疾患になると、心臓の働きに必要となる栄養が不足して心臓機能も低下してしまいます。
他にも多い原因としては大動脈弁狭窄症などの心臓弁膜症です。心臓弁が硬くなり、血液が通りにくくなることでうっ血します。また、食塩の摂取過剰もナトリウムが血液中に増えすぎるため体液過剰となりうっ血します。
肺水腫の原因は大きく分けて、肺の毛細血管静水圧の上昇で液体成分が漏れ出ること、肺毛細血管壁の病的変化により液体成分が漏れ出ることの2つがあります。

心不全・肺水腫の治療

心不全の治療は、利尿薬や少量のβ遮断薬、RAS阻害薬などを用いた薬物治療を行うのが一般的です。薬物治療以外では睡眠時無呼吸症候群(SAS)を歯症している方に、陽圧呼吸療法や口腔内装置治療、在宅酸素療法を行い対応します。
肺水腫の場合は原因となる疾患の治療を行い、血液中の酸素濃度を上げるために酸素吸入や人工呼吸器を用います。

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