知って欲しい、慢性腎臓病(CKD)の原因・症状・予防方法

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腎性貧血

赤血球を作る能力が低下することで起こる「腎性貧血」。通常の貧血とは違う部分は?症状は?を調べました。

腎臓貧血とは?

腎臓貧血とは、腎臓の働きが低下することにより腎臓から必要な量のエリスロポエチンがつくられず、赤血球を作る能力が低下して起こる貧血です。よく聞く「貧血」は体の鉄が不足してヘモグロビン産生が不十分になる「鉄欠乏性貧血」であり、「腎臓貧血」とは原因が異なります。そのため鉄を補給しても腎臓貧血は改善しません。

腎臓貧血の症状

腎臓貧血になると、動機や息切れ、めまい、疲れやすいといった通常の貧血同様の症状があらわれます。また、貧血状態では体が酸素不足になり、これをカバーしようと心臓に負担がかかっている状態になります。貧血は徐々に進行するので、症状があってもなかなか気づかないケースが多く、ひどくなってから治療を始めることも少なくありません。

腎臓貧血の原因

腎臓は様々なホルモンを分泌している器官ですが、そのうちの一つがエリスロポエチンです。エリスロポエチンは赤血球を増やすスイッチのような役割をもっていて、不足すると赤血球も産生できず足りなくなってしまいます。腎臓に障害が起こると、腎臓からのエリスロポエチンが産生できず、造血機能が低下してしまい、貧血の症状が現れます。
腎臓機能が低下すると尿毒症による低栄養や透析による血液の損失など様々な症状が現れますが、機能の低下が進むと貧血も進行していきます。慢性腎不全の場合はほぼ例外なく誰もが貧血になるため、珍しい症状ではありません。

腎臓貧血の治療

腎臓貧血の治療は、薬物治療と食事療法が中心です。慢性腎臓病の方が目安とするヘモグロビン値は11g/dL~13g/dLの範囲内で、それ以上では心疾患等のリスクを減らすため休薬することがあります。
腎臓機能低下に伴うエリスロポエチン産生低下を補うための「赤血球造血刺激因子製剤(ESA)の投与」や、慢性腎臓病と同様のたんぱく質制限の食事を用いた食事療法、赤血球産生促進のための鉄剤投与を行い、治療していきます。

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