知って欲しい、慢性腎臓病(CKD)の原因・症状・予防方法

よくわかる慢性腎臓病(CKD)ガイド 予防・早期発見・合併症防止のためにできること
よくわかる慢性腎臓病(CKD)ガイド » 慢性腎臓病が進行すると? » 合併症の併発 » 代謝性アシドーシス

代謝性アシドーシス

代謝性アシドーシスとは何か?症状や原因、治療法ついて調べたので紹介します。

代謝性アシドーシスとは?

人間の体は酸とアルカリをバランス良く保っていますが、呼吸以外の原因では体の中が酸性に傾いてしまう状態を代謝性アシドーシスといいます。一番バランスの取れる水素イオン濃度が「pH 7.35~7.45」であり、この数値が基準となっています。数値がこれよりも低いと酸性であり、「アシドーシス」と呼びます。反対に数値がこれよりも高いとアルカリ性であり、「アルカローシス」と呼びます。
「アシドーシス」になる原因は大きく分けて2つあり、呼吸困難などが原因となるものを「呼吸性アシドーシス」、呼吸性以外が原因となるものを「代謝性アシドーシス」と呼んでいます。

代謝性アシドーシスの症状

代謝性アシドーシスでは様々な症状が現れます。代表的な症状は、呼吸の回数が増えることで酸素が増え、手足や唇にしびれが現れたり呼吸困難になったりします。また、めまいや眠気、激しい耳鳴りが起こることも。
また、症状が悪化してpH 7.0未満になると、体内に二酸化炭素がどんどん溜まり、疲れや脱力感、眠気を感じるようになります。さらに症状が進むと強い吐き気や嘔吐が現れ、最終的には昏睡状態にまで陥ることがあり、大変危険です。

代謝性アシドーシスの原因

代謝性アシドーシスが起こる原因は主に2つです。1つは体内の機能が低下することで酸性の物質が増えてしまう状態になること。もう1つは体外にアルカリ性の物質が排出されてバランスが取れなくなっていることです。
代謝性アシドーシスでは体内の水素イオンが増えすぎて、バランスが取れなくなります。すると水素イオンは重炭酸イオンを組み合わさり、二酸化炭素になって排出されます。水素イオンが増えて重炭酸イオンが減ると、血中のphバランスが崩れ、代謝性アシドーシスとなります。

代謝性アシドーシスの治療

代謝性アシドーシスの治療は基本的に静脈に輸液を投与するだけですが、原因によってはそれ以外の対応方法も必要となってくるため、まずは何が原因になっているのかを調べて対応していきます。
例えば糖尿病が代謝性アシドーシスの原因となっている場合、糖の代謝不足から脳がたんぱく質や脂質を分解し始めるのですが、この際にケトン体という物質が発生します。このケトン体が増えると血液のph値が酸性に傾いてしまうため、治療では不足したインスリンを補給してケトン体の発生を防ぎます。
ほかにも、何らかの原因で体内に乳酸が溜まり酸性に傾いた場合は、血液透析で溜まった乳酸を除去するなど、様々な方法で治療を行います。

※こちらの記事も読まれています※

慢性腎臓病のカギは「血圧」にあった!

あわせて読みたい慢性腎臓病の基礎知識
腎臓によい成分とは?

腎臓への負担を軽減させる成分を意識的に摂り、腎臓を長持ちさせる工夫ができるよう、心がけていきましょう。

詳しく見る

慢性腎臓病が進行すると?

腎臓は人体の中で重要な役割を果たしており、腎機能が弱まることで様々な合併症を引き起こすことがあります。

詳しく見る

知っておこう慢性腎臓病と高血圧の関係

慢性腎臓病と高血圧は、とても密接な関係にあります。血液をサラサラにすることは、予防・改善につながります。

詳しく見る